おつかれさまです。
忘却バッテリー大好き仲野屋です。
今回は、忘却バッテリー第4巻と第5巻について語っていきます。もういろんなエピソードがあって飽きない。面白すぎ。といった感じなのですが、この2巻分を通して描かれるのは、登場人物の1人、「千早瞬平」くんの過去です。ちなみに以前も書いておりますが、忘却バッテリーという漫画の簡単なあらすじは、中学野球界の天才4人が、高校では野球から遠ざかろうとして無名の高校に進学するも、そこでみんな出会ってしまい、また野球を続けていくというお話です。つまり、この千早にも野球を「辞めよう」と思った過去がある訳です。
本当は漫画からそのエピソードを引用して伝えたいのですが、今日はこの2巻分に載っている描写を題材(テーマ)にした感想を述べさせていただきます。
①「エラーって運みないなモンじゃん?」
味方のエラーがあり、逆転されてベンチの雰囲気が悪くなっているときの主人公(?)のセリフ。感動すら覚えた。野球において、エラーってめちゃくちゃ怖いやん?試合中でも練習中でも。私は小学校では野球やってましたけど、練習中に1人だけ諦められたことがありますからね。ボールが取れなさすぎて。
4巻に「真面目にやってダメなら運つーか、事故みたいなモンじゃん?」というセリフがあるんですけど、素晴らしくないですか、この言葉。慰めになっていて、プレッシャーを取り除いて、前向きになれる言葉ですよ。もちろんチームの雰囲気も改善されてました。
②毎晩寝る前にアイスクリームを飲んだ
千早はフィジカルが足りていないことに悩んでいて、体を大きくするためにやっていたことの1つ。体重を増やすのって簡単じゃない。千早の気持ちと比較することはできないけど、私も体を大きくしたいと思っていたときがあった。限界まで食べてから、エネルギーが取れるゼリー飲料とかプロテインを飲んでいた。結果がでるまで続かなかったけど。体重を増やしたいというのは、周りからは全く理解されないし、共感されなかった。痩せたいという悩みの方が偉いのか?
③「いいなぁ」と言ってしまった
一番印象的だったのはこのエピソード。言ったのは千早。だけど千早自身が嫌悪していた言葉。この言葉は相手の努力をなかったかのように扱う。この言葉の根底には、「貴方には才能があって」という意味が潜んでいるから(忘却バッテリー5巻18ページ)
確かにな。
だけど他人を羨ましく思わないのって難しいですよね。違いを認めて、努力量でその差を埋めるにはどうしたらいいか、という思考を持ち続けるのってなかなかできません。
そして最後はもちろん山田太郎。5巻のセリフもしびれました。
「野手たちの魂のこもった球を捕れるのはとても誇らしいです」
くぅ~!
説明はしません。5巻を読んでみてください。
以上、2回目の忘却バッテリーから考えるでした!
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